クラスTシャツはカレッジウェアの一分野であり、アメリカ特有のプリントデザインの良さから人気になっております。アメリカではミリタリーアイテムからUCLAなどのリーグや、アイビーやカレッジファッションでも着用されてきました。スポーツカジュアルだけではなく、アメリカンカジュアルや古着系とも相性が良く、特定のブランドのボディにグッドデザインのクラスTシャツの意匠が入っていると数万円クラスのビンテージアイテムになります。クラスTシャツは最初は学校名や地域名を入れたシンプルなモデルから始まり、その後にスポーツ名や学校名が加わって、名前を書く四角いエリアや、スポーツチームのロゴキャラクターなどを印刷した派手なタイプもお馴染みです。
無地のTシャツにデザインされて、プリントが三段や四段になるフォーマットが定番になります。同じ意匠でサテンジャケットに刺繍をしたアワードジャケットと呼ばれるモデルは、日本ではスタジアムジャンパーとして一世を風靡しました。クラスTシャツの文化は日本では１９８０年代から定着し、現在では学校やスポーツだけではなくさまざまな場所で使われています。たとえば地域のNPOの制服になっており、地域の活動をする時にお揃いのTシャツやジャンパーを着用して、文化を守ったり清掃活動をするのです。
企業でも合同見本市のスタッフのユニフォームなどに活用し、お客様を接遇することがあります。とくにクラスTシャツは廉価に作れるために、こうしたユニフォーム的な利用方法をするケースが多くなっております。